円順列・数珠順列
円順列・数珠順列とは
ものを円形に並べる配列を円順列という。円順列では、適当に回転して並びが一致するものは同じものと考える。円順列の総数を数えるには、次の2つの方法が基本となる。
① 普通の順列を考えて、同じものになる個数で割る
② 1つのものを固定して、他のものの順列を考える

数珠や首飾りのように輪になっているものでは、例えば、右の図の2つは円順列としては異なるが、裏返すと同じ円順列である。このように、環状に並べた配列をじゅず順列という。

円順列・数珠順列の公式
<円順列 例題1>
7人から5人を選んで円卓に座らせる方法は何通りあるか。
(解答)
<円順列 例題2>
両親と4人の子ども(息子2人、娘2人)が手をつないで輪を作る。
(1) 6人の並び方は全部で何通りあるか。
(2)両親が隣り合う並び方は何通りあるか。
(3)両親が正面に向き合う並び方は何通りあるか。
(4)男性と女性が交互に並ぶ並び方は何通りあるか。
(解答)
(1)6人の円順列なので (6−1) ! = 5 ! =120通り
(2)両親2人を1組と考えると全部で5人分の円順列となる。また両親の並び方は2通りなので
(3)両親を固定すると残り4人が並ぶ順列(円順列じゃない!)なので
(4)男子は3人、女子3人。
男子3人の間の3箇所に女子が並ぶので女子の並び方は3人の順列で3!
<正四面体の塗り分け 例題3>
正四面体の各面に色を塗りたい。ただし、正四面体を回転させて一致する塗り方は同じとみなす。
(1) 異なる4色すべてを使って塗る方法は何通りあるか。
(2) 異なる3色を使う塗り方のうち、3すべてを使って塗る方法は何通りあるか。
(3)異なる3色のうち使わない色があってもよいとすると、塗り方は何通りあるか。

(解答)
(1) 1つの面をある1色で塗って固定する。
底面を固定したとすると、側面は3個の円順列となる。よって残りの3面を他の3色で塗る方法は(3−1)! =2 通り
よって 2通り
(2) 3色すべてを使う場合,どれか1色で2面を塗ることになる。その色を選ぶのは3通り、
残りの2面を他の2色で塗った時、それらは回転させると互いに一致するので1通り。
よって、3色をすべて使う場合の塗り方の総数は3通り
(3)①3色全てを使う場合:(2)より3通り
②2色で塗る場合:2色の選び方は3通り
(a)1色を2面、もう1色を残りの2面に塗る場合その塗り方は 1通り
(b)1色を3面、もう1色を残りの1面に塗る場合:2通り
したがって2色で塗る場合は 9通り
③1色で塗る場合:1色の選び方は3通り
①〜③より 3+9+3=15通り


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