円順列、重複順列

中学数学

円順列・数珠順列

円順列・数珠順列とは

ものを円形に並べる配列を円順列という。円順列では、適当に回転して並びが一致するものは同じものと考える。円順列の総数を数えるには、次の2つの方法が基本となる。

① 普通の順列を考えて、同じものになる個数で割る

② 1つのものを固定して、他のものの順列を考える

数珠や首飾りのように輪になっているものでは、例えば、右の図の2つは円順列としては異なるが、裏返すと同じ円順列である。このように、環状に並べた配列をじゅず順列という。

円順列・数珠順列の公式

   n n!n=(n1)!①   異なるn個のものの円順列の総数は \frac{n!}{n}=(n-1)!
   n (n1)!2②   異なるn個ものの数珠順列の総数は \frac{(n-1)!}{2}

<円順列 例題1>

7人から5人を選んで円卓に座らせる方法は何通りあるか。

(解答)

7P57人から5人を選んで並べる順列は_7P_5通り。円順列としては同じものが5通りあるので
7P5÷5=7×6×4×3=504_7P_5\div5=7\times6\times4\times3=504通り
       7P5÷7 (注意!!)      (7−1)! 、_7P_5\div7 ではない!!

<円順列 例題2>

両親と4人の子ども(息子2人、娘2人)が手をつないで輪を作る。

(1) 6人の並び方は全部で何通りあるか。

(2)両親が隣り合う並び方は何通りあるか。

(3)両親が正面に向き合う並び方は何通りあるか。

(4)男性と女性が交互に並ぶ並び方は何通りあるか。

(解答)

(1)6人の円順列なので (6−1) ! = 5 ! =120通り

(2)両親2人を1組と考えると全部で5人分の円順列となる。また両親の並び方は2通りなので

(51)!×2=4!×2=24×2=48(5-1)!\times2=4!\times2=24\times 2=48 通り

(3)両親を固定すると残り4人が並ぶ順列(円順列じゃない!)なので

 4!=24 通り

(4)男子は3人、女子3人。

 (31)!=2!=2男子3人で先に輪を作る。その並び方は3人の円順列なので (3-1)!=2!=2通り

男子3人の間の3箇所に女子が並ぶので女子の並び方は3人の順列で3!

 2!×3!=2×6=12したがって求める並び方は 2!\times3!=2\times6=12通り

<正四面体の塗り分け 例題3>

正四面体の各面に色を塗りたい。ただし、正四面体を回転させて一致する塗り方は同じとみなす。

(1) 異なる4色すべてを使って塗る方法は何通りあるか。

(2) 異なる3色を使う塗り方のうち、3すべてを使って塗る方法は何通りあるか。

(3)異なる3色のうち使わない色があってもよいとすると、塗り方は何通りあるか。

(解答)

(1) 1つの面をある1色で塗って固定する。

  底面を固定したとすると、側面は3個の円順列となる。よって残りの3面を他の3色で塗る方法は(3−1)! =2 通り

よって   2通り

(2) 3色すべてを使う場合,どれか1色で2面を塗ることになる。その色を選ぶのは3通り、

   残りの2面を他の2色で塗った時、それらは回転させると互いに一致するので1通り。

よって、3色をすべて使う場合の塗り方の総数は3通り

(3)①3色全てを使う場合:(2)より3通り

   ②2色で塗る場合:2色の選び方は3通り

    (a)1色を2面、もう1色を残りの2面に塗る場合その塗り方は 1通り

(b)1色を3面、もう1色を残りの1面に塗る場合:2通り

3×(1+2)=93\times(1+2)=9 より

したがって2色で塗る場合は 9通り

③1色で塗る場合:1色の選び方は3通り

①〜③より 3+9+3=15通り

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